起業と挫折を経験しベルテクノスに入社。入社後は営業の最前線でトップセールスを幾度となく記録。「押す営業」ではなく「寄り添う営業」で、既存顧客からのリピート依頼が多い。現在は既存顧客支援に特化した新部署「CS課」で奮闘中。
私は現在に至るまで18年間、通信業界に従事してまいりました。取引顧客はBtoB、BtoCと幅広く、回線・機器導入のサポートをはじめ、アフターサービス、ITコンサルまで一貫して対応。近年は、「DX」推進のアドバイザーとしても尽力しております。かつての起業経験を活かし、経営者視点での価値のあるご提案が可能です。
子どもの頃、ずっとサッカーをやっていました。外に出て人と関わり、チームプレーで遊ぶ方が性に合っている。そんな子どもだったんです。大学卒業後は食品メーカーで外商営業を担当。ですがルート営業に物足りなさを覚え、提案型の営業でガツガツ稼ごうと決めて退職しました。28歳で仲間6人と起業し、アウトバウンドの営業に乗り出しました。頑張れば利益は出せる、儲かるのは難しくない、と手応えがあったので、では会社を拡大しようとなって、従業員を採用。ところがです。みんな辞めていくんです。何人採用しても、給料を上げてもです。当時は自分の若さをぶつけている状態。社員を鼓舞しているつもりが、汗を流せ!頭を使え!と潰してしまっていたんですよね。これが僕にとって、人生最大の挫折となり、一から出直すことにしたんです。
ひとりでできることなんて、たかが知れている。自分のタイプは元々チームプレーヤータイプだから、仕事に関わっていく仲間と一緒に、会社も自身の人生も良いものにしていこう。挫折を味わい、改めてその初心を思い出しました。ベルテクノスの代表・中嶋は「自分さえ良ければいい」というタイプとは真反対で、社員全員の幸せや成功を願う人。だから僕はこの会社で、ベルテクノスという船が行く先を示す道標であろうと考えました。メンバーのタイプや能力は1人ひとり違うけれど、彼らが成長する上で僕の挫折を含めた経験は役に立つはず。彼らの計画が順調に進むよう前に立ち、後ろに立ち、支援しよう。挫折経験者ならではのおせっかいな人であろうと決めたんです。
最近、既存客を徹底的にフォローする専門部署「CS課」を立ち上げました。CS課は、お客様に月1回はご連絡し、お困りごとを直接ヒアリングし解決する、経営者の相談役のようなポジションなんです。経営者様とヒアリングを重ねると、僕らが予想していなかったお悩みを潜在的に抱えていらっしゃる方がいかに多いかが見えてきました。このお悩みを私たちが持っているアイディアやソリューションで、できうる限り解決し、安定した企業経営を支えていくのが僕らの仕事。そのためにも実際に経営者の方と顔を合わせ、仕事の話やたわいない話しをすることがいかに大切か。営業の奥深さを思い知る毎日です。まだまだこれからの部署でもあり、本当の意味での実力をつけるには、難しい課題がたくさんあります。でも意義ある仕事だと手応えがあるんです。だからこそ僕は、絶対に諦めません。
経営者の方とお話しする時間、これが本当にいい勉強になります。というのも、ベルテクノスの既存顧客は上場企業からスタートアップ企業まで幅広いのが特徴。業種も違うし、経営者の年齢・性別もさまざま。なぜ起業したのか?成功の陰にどんな苦労があったのか?壁はどう乗り越えてきたか?など、必ず仕事以外の話になりますが、これが面白い。1人のビジネスマンとして大いに刺激を受けますし、こうした経営者の方々の戦略や戦術は、ベルテクノス自身の成長につながるヒントがたくさんあり、宝の山だとも感じています。
通信業界の成長は日進月歩です。IoTにAIと次々に新しいキーワードが広がり、覚えることに終わりはなく、勉強をさぼったらすぐに時代に取り残されます。大変と言えば大変だけど、ここが面白みでもあるんです。しっかり学んで、会社に取り入れて、サービスの価値を深めていく。それがお客様満足に波及していく。そして1人のプレーヤーとして新事業を成功させることが今の目標です。新しいことにチャレンジし続けるのがベルテクノスですし、これまでも業界では考えられないインバウンドの仕組みを築き上げてきたわけですから、これからも道なきところに道を創ります。経験を糧に1人ひとりの力が伸びて、チームとしてのNO.1を手にできたら、そこからまた、僕の新しい目標ができる、そんな気がしています。